ベタにとって適した水質は弱酸性か弱アルカリ性か?

2019年9月9日

今回は議論を呼びそうなテーマです。

ベタにとって最適な水質を考えてみました。

個人的には中性から弱アルカリ性がベスト

ひかりベタの「ベタの豆知識」には、◆水質:弱酸性~中性とあります。

一方、動画サイトで見たベタのブリーダーでありバイヤーの方の意見は、中性から弱アルカリ性でした。

私の個人的な意見は、中性から弱アルカリ性です。

そもそも酸性とアルカリ性の違いは何なのか

酸性に傾く程、水素イオン(H+)が多くなります。

一方アルカリ性に傾くと、水酸化イオンが (OH−)多くなります。

水酸化物イオンと水素イオンがバランスしていると中性になります。

pH(ペーハー)が7の場合が中性、7より小さい場合は酸性、7より大きい場合はアルカリ性となります。

例えば、pH(ペーハー)の値が7から6に下がると、水素イオン濃度は10倍になります。

野生のベタはどういう水質で生息しているのか

野生のベタは東南アジアのメコン川流域に生息しています。

メコン川の水質は、雨季にラテライトの土壌が河川に流れ込むため、pH6.2から6.5の弱酸性です。

この点◆水質:弱酸性~中性と記載しているひかりベタの「ベタの豆知識」は間違ってはいません。

しかし、小型水槽では硝酸がたまりやすく酸性に傾きがちです。

水槽の水質を、弱酸性で構成してしまうと実際は酸性の水槽になってしまいます。

弱酸性の水槽ではなく酸性の水槽になってしまうと、ベタが体調を崩しやすくなったり、ヒレ裂けやピンホールを起こしやすくなったりします。

当然病気にもかかりやすくなります。

酸性水のベタに与える影響

酸性の環境において、ベタはエラを通し、塩素イオン(Cl-)を体外に放出し、代わりに重炭酸イオン(HCO3-)を取り込み体内の水素イオン(H+)を中和します。

さらに体内で水と二酸化炭素に分解します。

化学式では以下のようになります。

HCO3-+H+→H2CO3→H2O+ CO2

この反応を酸塩基平衡作用と呼びます。

このとき体内のCl-(塩素イオン)やNa+(ナトリウムイオン)の流出が生じるため、ベタの体液の浸透圧が急速に低下します。

つまり体内に塩を留めておく力が弱くなります。

そしてベタは酸性水暴露の中で塩分を失い、体液の塩分濃度が低くなって亡くなります。

水質を弱酸性から弱アルカリ性に保つには?

小型水槽で酸性になる原因は、アンモニア分解後に生じる硝酸です。

この硝酸は水換えでしか取り除けません。

ちょっと酸性に傾きすぎているなと感じたら、水換えの頻度を増やします。

もう一つの方法はミネラルを含んだ粗塩で塩浴することです。

粗塩を投入することで硝酸硝酸ナトリウム硝酸カリウムに中和でき、pH(ペーハー)を上げることができます。

まとめ

ベタは水質悪化に強い魚ですが、弱酸性から弱アルカリ性の範囲から外れると体調を崩し、ピンホールやヒレ裂け、コショウ病や尾ぐされ病などの病気にかかりやすくなります。

特に小型水槽では、水質が酸性に傾きがちです。

水換えや塩浴で酸性に傾きすぎないようにしてあげましょう。

私はPH用紙をもっていません。

ベタを観察して今の水質を判断するようにしています。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。

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