小松菜奈のかわいさに脳の腹側被蓋野(ふくそくひがいや)が崩壊、映画「坂道のアポロン」を観た感想。【ネタバレ】

小松菜奈3部作の最後、映画「坂道のアポロン」のレビューです。

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」「坂道のアポロン」「恋は雨上がりのように」を勝手に小松菜奈3部作と定義しています。

今回は映画「坂道のアポロン」を紹介します。

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原作の印象

絵のタッチが独特です。

とても少女漫画の画風には見えません。

アメリカンコミックのようなタッチです。

いずれツタヤでレンタルして読んでみたい作品です。

時代背景も1966年の佐世保を舞台としています。

正直まだ私は生まれていません。

学生運動やらの話も出て来ます。

一風変わった少女漫画です。

登場人物の紹介

「坂道のアポロン」の登場人物を紹介しておきます。

・西見 薫(知念侑李)

高校1年の夏に横須賀から転校して来た優等生。

劇中では医学部へ進学し、医師として勤務している。

・川渕 千太郎(中川大志)

律子とは幼なじみ。

バンカラスタイルの不良。

喧嘩っ早いのでクラス内では疎(うと)まれている。

薫とはJAZZで意気投合する。

・迎 律子(小松菜奈)

この物語のヒロイン。

いかにもクラス委員と言った印象。

隙が無いように見えて人懐こい。

起承転結で映画を分析してみた。

この作品の脚本は高橋泉さんです。

映画「凶悪」で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞しています。

高橋さんがどうこの作品を脚色したか分析します。

まず西見 薫の登校シーンから物語は始まります。

クラス委員として律子が薫に挨拶します。

千太郎は授業をさぼり屋上のドアの前で寝ています。

序盤で登場人物の背景は、ほぼ理解できます。

「承」では、三者三様の欲望を阻害する壁が描かれます。

それは三人とも好きな人が違うという壁ですね。

まず律子は千太郎が好きなんですね。

薫は律子に恋心を抱いています。

千太郎は上級生の深堀百合香に夢中です。

つまり三人とも、友人ではあるが片思いという関係です。

「転」では物語が大きく動くイベントが発生します。

境内でのキスシーン

千太郎は意中の人である百合香をムカエレコードの地下室に連れて来ます。

居合わせた律子は動揺し、家を飛び出し雨の中を境内へ走ります。

心配した薫も律子の後を追います。

(ドラムのスティックを)渡しそびれてしもうた、と涙ながらにつぶやく律子。

ここでカメラが寄ります。

律子は、ふと横にいる薫に視線を向けます。

薫は吸い込まれるように律子にキスをしてしまいます。

律子は薫の気持ちをはっきり認識します。

バイク事故

千太郎がバイクの後ろに律子を乗せて運転している途中、車と衝突し事故に遭います。

律子は頭部を強打し、一時意識不明になります。

千太郎は律子が意識を取り戻した事を病院で確認します。

その後、大切な人たちを傷つけてしまう、と自分に嫌気がさした千太郎は薫たちの元を去ります。

薫と律子が母校で再会します。

映画「ミッドウェー」の公開ポスターがあるので1976年頃ですね。

律子も薫も26歳か27歳になっています。

10年の歳月は大きいです。

その後、離島で助祭をしている千太郎の元を訪れます。

なお映画は、律子が薫に対する想いを伝える途中で終わっています。

つまりオチをつけないオチになっています。

最後は薫と千太郎のJAZZセッションで終わります。

小松菜奈のかわいさが炸裂

「恋雨」でもそうでしたが制服が似合う女優さんです。

「恋雨」のツンデレ女子高生・橘あきらとは、真逆の優等生クラス委員を演じ分けています。

九州弁も流暢に話ます。

これは小松さんのお父さんが佐賀県、お母さんが沖縄県の出身だからでしょう。

よって目の虹彩(こうさい)もアーモンド色です。

ハイライトは寺の境内のシーンです。

雨が降っているのは隠喩で律子の気持ちを表現しています。

好きな娘が雨に濡れ傷ついている、そして哀しい表情を見せる。

男性なら思わずキスしてしまうわけですね。

教師の姿も似合ってます。

薫と再会した時、うっすら涙を浮かべるシーンもせつなくて好きです。

興行的に失敗した要因

映画の興行成績は、3.7億円と振るいませんでした。

恋愛というより青春映画のおもむきが強かった事が理由だと思います。

デートしたり、抱き合ったりというような恋愛キュンキュン映画の要素が乏しいです。

また原作やアニメファンが劇場に足を運んでくれなかった事も誤算だったのではないでしょうか。

My Favorite Thingsとは

映画の中でよく流れるのがMy Favorite Thingsです。

「私のお気に入り」と言った意味です。

元は映画「サウンド・オブ・ミュージック」(1965年)の劇中歌です。

ジョン・コルトレーンがカバーしたことにより、ジャズのスタンダードナンバーとして定着しました。

個人的には土岐麻子さんがカバーしている「My Favorite Things」がおすすめです。

まとめ

小松菜奈さんのようなクラスメートがいたら血ヘドを吐くほど勉学にいそしみ、医大を目指し、合格した瞬間に告白します。

もちろん学力に自信がある人は、薫のようにいきなりキスして気持ちを伝えてもいいでしょう。

ただし相手のほうの気もないのにいきなりキスするのは、今の時代、濃厚接触になるのでNGです。

作品自体は幅広い世代に受け入れられる隠れた佳作です。

ノスタルジックに浸りながら休日に鑑賞してはいかがでしょうか。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。