世界最強の戦車ベスト3

2019年12月29日

今回は軍事関係の記事です。

戦車というのは、意外にも戦争の勝敗を決める重要な武器です。

核兵器のような大量破壊兵器を使用しても、戦後の復興が難しくなります。

最小限の被害で戦争を終わらせるのが近代戦争のやり方です。

その点で今後も戦車の役割に変わりはないでしょう。

1位 チャレンジャーⅠ・Ⅱ

英国の主力戦車です。

イギリスイコール戦車というイメージはあまりないと思います。

しかし、実戦に始めて戦車を投入したのはイギリスです。

第一次世界大戦にマークIという戦車を世界で初めて使用しました。

結果的に戦車の登場で、悲惨な塹壕戦は終結します。

チャレンジャーⅠは湾岸戦争において4km先のイラク軍戦車を破壊しました。

装甲にはチョバムアーマーを採用しています。

その装甲は、厚さ1mの鋼鉄に匹敵します。

チタンやセラミック素材を使用した複合装甲ですが、その詳しい構造については公表されていません。

26Lのディーゼルエンジンを搭載し、最高時速は56km、無給油で480Kmを走破できます。

主砲は、120mmライフル砲です。

戦車内に簡易トイレもついています。

イギリスの戦車らしく紅茶を入れられるポットも装備しています。

TOGS(トグズ)という赤外線暗視装置も装備しており、夜間戦闘も可能です。

1991年に起こった湾岸戦争では、イラクの主力戦車T72を夜間戦闘で殲滅しました。

チャレンジャーⅠは一両も破壊されることなく、イラクのT72を300両破壊したのです。

戦史上、空前絶後の圧倒的勝利でした。

2003年3月に起こったイラクの自由作戦では、戦闘員の集中力維持のため、新たにCTCS(温度制御装置)が装備されました。

開戦序盤ではT55と対戦し14両を破壊します。

当然チャレンジャーⅡの被害はゼロです。

T55の100mm砲もチャレンジャーⅡの装甲には全く歯が立たず、表面を燃やす程度の損害しか与えられませんでした。

敵地バスラで動けなくなったチャレンジャーⅡが、RPG弾や対戦車ミサイルの連続攻撃を受け、10時間後に救出されますが戦車内の乗員は全て無事でした。

これによりチョバム装甲の優秀性が証明されたのです。

チャレンジャーⅡの活躍により、イラクの自由作戦はわずか2ヶ月で終結しました。

チャレンジャーⅡは、パワーと信頼性、防御力の点で他のどの戦車よりも勝っている事を証明したのです。

2位 M1A2エイブラムス

アメリカの主力戦車と言えば、M1A2エイブラムスです。

アメリカといえば軽戦車のイメージが強いです。

第二次世界大戦ではM4シャーマン戦車が連合軍の主力戦車となり、量で枢軸国を圧倒しました。

しかし、近代戦において防御のもろさや攻撃力の弱さは致命傷になります。

実際、M4シャーマン戦車はドイツのティーガー戦車に対して全く歯が立ちませんでした。

ティーガー戦車1台に対し、M4シャーマン5台で立ち向かい何とか対抗できるという状態でした。

しかも背後にまわり、装甲の薄い部分を打ち抜かないとティーガーを破壊できませんでした。

この現実は映画フューリーでも描かれています。

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戦争後期、ティーガーとの戦闘は対戦車攻撃機が担当するようになります。

映画「プライベート・ライアン」では、P-51が空からの攻撃でティーガーを破壊しています。

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そのような事情もあり開発されたのが、重戦車「M1A2エイブラムス」です。

制式採用されたのは1981年です。

ブローオフパネルが装備され被弾しても爆炎が車外に放出されるような設計になっています。

主砲はドイツ製の120mmライフル砲です。

エンジンは、1500馬力のガスタービンエンジンを採用しています。

よって、チャレンジャーⅡのようなディーゼルエンジンを採用している戦車と比べると燃費の面でいちじるしく劣ります。

アイドリング時でも毎時45リットルの燃料を消費します。

エイブラムスの初陣は湾岸戦争(1991年)です。

砂漠の嵐作戦では序盤で38両のイラク軍戦車を破壊します。

メディナリッチの戦いでは、熱線暗視装置を駆使し3km離れた地点からでもT-72を一撃で撃破しました。

エイブラムスは、わずか2時間の戦いでイラク軍戦車186両を破壊します。

4両のエイブラムスが攻撃を受けますが、複合装甲により乗員は全員無事でした。

戦闘不能になったエイブラムスは18両でした。

エイブラムスの乗員で命を落とした兵士はゼロです。

エイブラムスの活躍もあり地上戦は100時間で終了します。

ハイテク戦車の圧倒的な力が証明されたのです。

M1A2エイブラムスの就役期間について公式なリリースはありません。

今後も改修を続けながら、米軍の主力戦車として活躍するのでしょう。

3位 レオポルドⅡ

第二次世界大戦における最強の戦車はドイツのティーガーでしょう。

しかしながらティーガー戦車は1300両しか生産されませんでした。

さすがにそれでは、東西の両戦線を支えることはできません。

アメリカは西部戦線にM4戦車を5万両、ソビエトは東部戦線にT-34を7万両投入しました。

どんなにティーガー戦車が優秀でも、この数的不利をくつがえすのは無理です。

しかし、ドイツの戦車製造技術が優れていたのは確かです。

レオポルドⅡの主砲は独ラインメタル社の120mm滑腔砲です。

エンジンには、4ストロークV型12気筒液冷ターボディーゼルを搭載しています。

パワーは1500馬力で最高時速は72kmです。

無給油で500kmを走破できます。

信頼性が高く、かなり燃費が良さそうなエンジンです。

このあたりはさすがドイツといった感じです。

装甲は複合装甲を採用していますが、その構造は機密です。

現在は17ヶ国で採用されています。

特にロシアの周辺国で採用されているのは、戦車として性能が評価されている証でしょう。

レオポルドⅡの仮想敵はロシアの最新鋭主力戦車T-14です。

西ヨーロッパ防衛のため、レオポルドⅡは今後も改修を重ねていくはずです。

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番外10式戦車

番外として我が日本の誇る主力戦車「10式戦車」を紹介しておきます。

日本国内での運用を想定しているので、重量は約44トンと他の国の主力戦車と比較して軽量です。

エンジンは水冷4サイクルV型8気筒ディーゼル1,200馬力です。

まずまずのスペックです。

主砲は、日本製鋼所製の44口径120mm滑腔砲を搭載しています。

10式戦車は、対戦車戦とともにゲリラコマンド攻撃の対処を重視しています。

C4Iシステムの搭載もゲリラコマンド対策の一環です。

少数で潜入・破壊活動を行うゲリラ部隊に対しては、戦車とヘリコプターによる連携が必須です。

その場合、村道のような狭い道でも運用できるようなサイズ・機動性が必要となります。

その点10式はよく考えられた戦車です。

日本の自衛隊はくみしやすいと考える周辺諸国は多いかもしれませんが、実際に小部隊で上陸して戦ってみるとそうはいかないでしょう。

まとめ

作家の司馬遼太郎さんは、戦車兵でした。

乗っていた戦車は、九七式中戦車です。

敏捷性には優れていましたが、いかんせんM4やT-34に対しては全く力不足でした。

司馬さんも、「敵の戦車に対する防御力も皆無で対戦車戦では戦争にならない。」と酷評しています。

彼の小説を読むと兵器に対する異様な執着心がうかがわれます。

それは彼が歩兵ではなく、戦車兵だったからでしょう。

戦車に対し最も正しい評価を下せるのは、実際に搭乗する戦車兵なのかもしれません。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。