2019年1月3日の円高ショックを回顧します。

2020年3月9日

ヘッジファンドはAIアルゴを導入し、その狡猾さは年々増すばかりです。

普通のアルゴから学習能力をそなえたアルゴに進化したわけです。

年明け早々からはめ込みを行ってきました。

動画サイトでもヘッジファンドの仕掛けにハマッてしまった方たちの動画がかなりアップされていました。

強制ロスカットや追証が発生した人の共通点

その動画を見ていて強制ロスカットや追証が発生した人たちに共通点があることに気づきました。

・ストップロス(損切)を入れていなかった。

・証拠金に対して、建玉の量が多すぎた。(ほとんどフルレバレッジ)

・相場の閑散期に参加していた。

以上です。

強制ロスカットや追証を発生させないためにするべきこと

強制ロスカットや追証が発生した人と逆の行動をとれば自分の資金を守れます。

ルール1.発注時に必ずロスカットの注文も入れる

フルレバレッジで損切の逆指値を入れておかないと短時間で5円、10円と落ちた時、一瞬で強制ロスカットや追証が発生します。

必ずロスカットの逆指値は入れておきましょう。

特にドル円のようなボラティリティの少ない通貨だとロングで持ったままロスカット注文も出さず放置しがちです。

円売りドル買いをしているとスワップもついて楽だなといい気持ちになります。

しかしAIアルゴという狡猾かつ残忍なシステムがそこを狙ってくるわけです。

それなりのレバレッジでトレードするなら損切の注文は必ず出すようにしましょう。

ルール2. 証拠金に対する建玉の量を減らす

損切が苦痛だという方もいるでしょう。

ならば、損切が苦痛でないレベルまで建玉の量を減らしましょう。

国内でも1000通貨以下の少額トレードに対応しているFX会社はかなりあります。

OANDA Japanは、1000通貨未満のトレードにも対応しています。

外為ジャパンは、1000通貨単位でトレードできます。

XMのマイクロ口座は、最少10通貨からトレードできます。

負ける事に関してあまり神経質にならないほうがいいです。

金額が大きい場合はそうも言っていられませんが、少額トレードの場合は金銭的なダメージも少ないので淡々と取引できます。

あまりに負けが込む場合は、あなた自身のテクニックよりFX会社のシステムを疑ってください。

不利約定が続くようなら取引するFX会社を変えるのもありです。

ルール3. 相場の閑散期に参加しない

わたしは、年末・年始、GWのような大型連休、お盆前後、月曜日、金曜日の夕方以降はポジションをもたないようにしています。

銀行のような実需が参加していないとヘッジファンドが少ない資金で相場を動かすことができます。

今回の1月3日の相場がそうでした。

年末・年始とは、12月20日以降、1月10日前後です。

この期間は実需が参加してこないので薄商いになりがちです。

ポジションを閉じ年末・年始をのんびり過ごした方がいいでしょう。

以上3つのルールを守れば、強制ロスカットをくらったり追証が発生したりすることはほとんどないでしょう。

ただしトレードは、非常に手堅いものになります。

本来投資とはそういうものです。

後は、その手堅さに耐えられるかどうかでしょう。

ハイレバレッジでトレードしていた時より1回あたりのトレード損失は小さくなるので、心理的には楽になります。

スワップ狙いの場合のレバレッジはどれくらい?

ドル円のような主要通貨のペアでレバレッジは1.0倍以下です。

FXの証拠金維持率が50%とすると、その程度のレバレッジでやらないと強制ロスカットになる可能性があります。

例えばレバレッジ1倍、1ドル=110円で購入した場合、証拠金維持率が50%だとすると55円で強制ロスカットになります。

リーマンショック後の円高が75円前後だったことからこのレベルはないと信じたいです。

ただし相場は常に行き過ぎるので絶対そのレベルに行かないという保証はありません。

新興国通貨だと半値、八掛け、2割引が普通に起こり得ます。

新興国通貨と円のレートが100円だとすると、

100×0.5×0.8×(1-0.2)=32

となり32円まで円高になります。

こうなるとレバレッジ1倍で円売りをしてスワップを得ていたとしても、証拠金維持率50%を簡単に割ってしまいます。

よってスワップ狙いの円売りの場合、完全な余裕資金でやるべき事がわかります。

特に日米の金利差が無くなって来たら、円を買って外貨を売る動きが加速するので要注意です。

まとめ

強制ロスカット、追証を発生させないための条件を再度まとめておきます。

ルール1.発注時に必ずロスカットの注文も入れる

ルール2. 証拠金に対する建玉の量を減らす

ルール3. 相場の閑散期に参加しない。

このルールを守るとかなりディフェンシブなトレードになります。

今後もドル円やクロス円ではロングポジションが積みあがると、フラッシュクラッシュが起こるでしょう。

そのたびに強制ロスカット、追証発生ではヘッジファンドにお金を差し上げているようなものです。

2019年は大型連休もあります。

今後AIアルゴが狡猾さを増すことを考えると、まずは自分の資金を守る強固な資金管理が必要です。

相場の世界では「資金管理だけで生き残っている」という猛者もいるほどです。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。