ブラック企業に就職したらどうすればいい?

2019年3月13日

結論から言えば、「すぐに辞めてしまいましょう」です。

例えば、あなたが1年程度でブラック企業を辞めたとしましょう。

しかし、転職先をさがすにしても、1年程度で辞めた人を採用側は評価しません。

「うちに来ても1年程度でやめるんじゃないか」と思われるからです。

そうであるなら、すぐに辞めて職歴から消し去ってしまうのが賢い選択です。

一番怖いのは、20代で体やメンタルを蝕まれると、その後の労働能力が激減してしまうことです。

もし、30代以降働けないと、自分だけでなく家族にも迷惑がかかります。

大事なのは、途中立ち止まっても歩き続けることです。

そして調子が良ければ、走り出しましょう。

また、きついなと思ったら、立ち止まって休憩してもいいんです。

外野がなんと言おうと気にする必要はありません。

すぐに辞めてまともな企業に就職すべきです。

ブラック企業を辞められない場合はどうすればいいの?

新卒でブラック企業に就職してしまった、生活のために辞められないなど、のっぴきならない理由がある場合すぐやめるわけにはいきません。

そういう場合のブラック企業サバイバル術を紹介しましょう。

雇用保険を満たすまで頑張る。

失業給付の受給要件を満たすには、通常1年はかかります。

自己都合の退職だとその後、3~4ヶ月の待機期間があります。

失業給付をもらえるまで結構時間がかかるんですね。

よって、その間生活できるように勤務期間中に貯金をしておきましょう。

そして、失業給付を受けながらホワイト企業への就職を目指し努力すればいいのです。

適当に手を抜く

ブラック企業は、中間管理職が育っていません。

これは、企業にとって「恥」以外の何物でもありません。

離職率が異様に高いわけですから。

よって、新入社員にも管理職レベルの仕事が振られます。

そうすると、入社早々激務になってしまいます。

大体、年間残業時間だけで600時間程度になると思います。

昼休憩は、10分ですね。

朝7時に出社し、退社が夜10時です。

20日間連続勤務なんてのもあります。

でもブラック企業とはそういうもんです。

よって、朝から晩までハイペースで働くと身が持ちません。

一日のどこかでペースを落としましょう。

そうすれば、何とか1年間は持つはずです。

1年経過すれば、雇用保険の受給要件も満たしているでしょう。

そうなったら、速攻で退職しましょう。

アンチピグマリオン効果に騙されない

ブラック企業は、テンプレート化しています。

「君には能力がない。」、「転職活動してもどこも採用しない。」、「君は、ここで働くしかない」というアンチピグマリオン効果により、あなたを辞められない心理状況に追い込みます。

素直で真面目な人ほど、アンチピグマリオンの効果を受けやすい傾向にあります。

知識としてアンチピグマリオン効果を知っておけば、ブラック企業に洗脳されることはないはずです。

そもそも労働人口が激減しているので、能力が中の下でも働き口はあるでしょう。

貸借対照表をチェックしてみる

機会があれば、自社の貸借対照表を見てみましょう。

利益剰余金の項目がマイナスになっているようなブラック企業に先はありません。

いわゆるジリ貧の状態です。

そんな状態なので、財務諸表が読めるような人材はさっさと転職しています。

社内にいるのは、転職先がない人、会社の財務状況を知らない人たちばかりです。

利益剰余金のマイナスが続けば、いずれ企業は倒産してしまいます。

そうなると給与未払いなどの問題も発生する可能性があります。

会社の倒産で失業した場合、雇用保険加入期間が6ヶ月以上あれば失業給付を受給できます。

しかし、入社4ヶ月で会社が倒産、給与も未払い、雇用保険加入期間も通算6ヶ月未満となれば道端に放り出された状態と同じです。

実家住まいなら何とかなりますが、そうでなければいきなり崖っぷちです。

あなたの入社した会社が、ブラックで財務状況も良くない企業であれば、日頃から求人情報誌に目を通すようにしておくといいでしょう。

急場に対応できるよう、正規・非正規を問わず幅広く見ておくといざという時、すぐ次の行動に移れます。

この時一番やってはいけないのが、思考停止でそこで止まってしまうことです。

会社がつぶれたとしても、翌日から求人に応募していきましょう。

退職届を受け取ってもらえない場合

まず知っておかねばならないのは、「退職願」と「退職届」は違うということです。

「退職願」は、労働契約の解約を願い出るものなので、会社側が承諾しないと退職できません。

一方、「退職届」は、届出を提出し2週間経過すれば退職できます。

根拠法は民法627条1項です。

「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。」

企業側は「就業規則では、そうではない。」とか「損害賠償する」とか言って引き留めるケースがあるかも知れませんが、その言い分は無効なので気にする必要はありません。

まず、企業の就業規則や雇用契約よりも、法律の方が優先されます。

「上位法令優先の原則」です。

あなたが、会社のお金を横領するなど意図的に不法行為をはたらき会社に損害を与えた場合は別ですが、法律に従い退職する場合、「損害賠償する」という企業の行為自体が無効です。

上記の例は、正社員、派遣社員、アルバイト・パートに関係なく月給制や日給制で働いている人を想定しています。

例えば、年末限定のアルバイトのような期間の定めのある雇用契約の場合、原則として期間中は労働契約を解約できません。

ただちに解約できるのは、「やむを得ない事由」がある場合にのみとされています。

給与不払い、パワハラ、本人の病気などはもちろん、職場環境や労働者の家族の健康状態なども、「やむを得ない事由」に該当する可能性があります。

労働者保護の観点から、かなり緩やかなルールとなっています。

また、退職したにも関わらず、企業側が自宅に押しかけ出社を強要するような行為は強要罪に問われるおそれがあります。

強要罪 刑法第223条

「 生命、身体、自由、名誉若しくは財産に対し害を加える旨を告知して脅迫し、又は暴行を用いて、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害した者は、3年以下の懲役に処する。」

ブラック企業といえど会社の担当者が刑事告訴されれば大変なことになります。

強要罪の起訴率は40%程度ですが、刑事事件で告訴されただけでも会社にとっては大ダメージです。

中小企業で、社内から刑事事件の逮捕者が出れば会社の存続に関わります。

買掛金の支払いをせかされたり、銀行の融資をことわられたりするケースもあるからです。

法にのっとり退職した元社員に出社を強要するような行為は、絶対にやめましょう。

転職回数が多いのは不利なのか。

正直言って今の日本では不利です。

ただ、今後日本は世界歴史上に類をみない少子高齢化の影響で労働人口は激減します。

ほとんどの地域で限界集落化(人口の50%以上が65歳以上の高齢者になること)が確実に進みます。

すでに肉体労働関係(土木・荷物の仕分け・食品製造etc.)の仕事は、完全な人手不足に陥っています。

コンビニとか外国人の店員さんが物凄く多いですよね。

この前、吉野家に行ったら全ての店員さんが、外国の方で「おおっ」となりました。

結局、日程を楽にしたり時給を上げたりしないと人が集められない状況なんですね。

最悪の場合、事業規模の縮小を迫られている業種もあります。

よって今後、転職回数による選別は確実にユルくなると思います。

失業中は資格取得のようなスキルアップに励む。

今の日本において転職回数が多いのはマイナスです。

よって失業期間中は資格試験の勉強に充てるのもいいと思います。

難関試験よりも宅建や簿記3級、FP2級、MOSなど社内で活かせる資格がおすすめです。

危険物取扱主任者乙類、測量士補、社会福祉住環境コーディネーター2級なども比較的取得しやすい資格です。

以上のような資格をもっていれば、応募できる職種は確実に広がります。

失業期間があってもその期間を利用してスキルアップしていけば、転職回数が多いというハンデをはね返せる可能性は十分あります。

結局は、体が資本。

最後は、体が資本です。

一部の上場企業を除き終身雇用制を望めない以上、どこかで非デスクワークをせざる得ない時が来るでしょう。

そういう時にモノを言うのが体力です。

年齢は関係ありません。

私も、筋トレやジョギングに余念がありせん。

特に35歳以降は体力の個人差が歴然として現れます。

むしろこれからの時代脳力よりも体力のある人のほうが生き残れる可能性は高いと思います。

ブラック企業に勤務していれば蔑みの言葉を浴びることもあるでしょう。

しかし、体だけは鍛えておきましょう。

「今に見ておれ」精神です。

いつか、モノをいう日が必ず来ます。

まとめ

自らの人生をブラック企業にゆだねていては、幸せな人生は望めないでしょう。

身心を破壊される前に、ブラック企業から人生のコントロールを取り戻すことが重要です。

そのために大切なのが、リテラシー(認識力・理解力)と体力です。

一番最悪なのは、ブラック企業に身心ともに蝕まれ、働く能力を失ってしまう事です。

何らかのセーフティネット(失業給付、傷病手当金、各種年金etc. )を受けるにしても「働ける能力」は重要です。

こういう時代です。

厚かましく、しぶとく生きてください。

私からのメッセージは「強気で行け」です。

野球でも良い投手ほど、内角をゴリゴリ攻めていくじゃないですか。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。