キングダム~孫子の兵法を勉強してみました。

2020年3月4日

キングダムといえば単行本発行部数の累計が3300万部を超えるメガヒットコミックです。

最近では実写映画化もされました。

この作品の骨子となっているのが、「孫子の兵法」です。

キングダムを通じ、孫子の兵法に興味を持ったのでちょっと勉強してみました。

今回は、その成果を紹介します。

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善(よ)く戦う者は、人を致すも人に致されず。

戦さ上手は、敵の思い通りに動かず、逆に相手を思うがままに動かす、という意味です。

相手のペースにはまっているなと感じたら、想定外の行動に出でみるのもひとつの手段です。

うまくいけば突破口が開けるかもしれません。

智者の慮(りょ)は必ず利害を雑(まじ)う。

頭の良い人は何か事を起こす場合に必ず、利害と損失の両面から考える、という意味です。

戦前の日本は、満蒙地域で膨大な国力を費やしましたが、それに見合う資源を全く得ることができませんでした。

結局、資源獲得の為南方まで戦線を広げざるを得ず、無謀な戦争に突入してしまいました。

善く戦う者は、之(これ)を勢に求め、人に責(もと)めずして、之が用を為す。

戦さ上手は、勢いを重視し、兵士の個人的な勇気に頼らない、という意味です。

戦況が不利であるにもかかわらず無謀な戦さをしかけてはならないという戒(いましめ)ですね。

太平洋戦争でも戦局が不利な中、インパール作戦のような無理な作戦を決行し大きな犠牲を出してしまいました。

孫子曰く、兵とは国の大事なり。死生の地、存亡の道は、察(さっ)せざる可(べ)からざるなり。

軍事というのは、国家の命運を決める重大事であるから、戦場や戦争を遂行する計画は慎重に立てなければならない、という意味です。

満州事変というのは関東軍が大本営に何の許可も得ず起こした、日本と中国との間の武力紛争でした。

事前に国家の了承を得ることなく軍を動かしていたのですから、その行く末が悲惨だったのは当然のことでしょう。

其の備(そな)え無きを攻め、其の不意に出づ。

敵が準備していないところを攻撃し、敵の不意を突くようにする、という意味です。

第二次世界大戦前夜、フランスはマジノ要塞という永久要塞を築きドイツの侵攻に備えていました。

しかしドイツ軍が突破を仕掛けてきたのは、フランスが全く無防備であったアルデンヌの森でした。

フランスは、アルデンヌの森のような森林地帯を機甲師団が突破してくるとは全く考えていなかったのです。

結果的にフランスはわずか6週間でドイツに降伏しました。

彼れを知り己れを知らば、百戦して危うからず。

孫子の兵法で、最も有名な言葉でしょう。

敵と自分の実力を比較して、相手が上なら戦うなということです。

例え、実力が上の相手に勝ったとしても人的、財政的な損失は計り知れません。

日露戦争時、ロシアの国家予算は日本の7倍でした。

まともに闘っては戦さになりません。

この戦争を日本はポンド建ての外債を調達して何とか勝利を得ましたが、太平洋戦争で敗北するまで、この外債の償還に苦しめられました。

まとめ

孫子の兵法を知って、キングダムを読むとより深く理解できます。

また孫子の兵法は、ビジネスや人間関係で活用できる可能性もあります。

自分ならこの場面でどうするか、シミュレーションしながら読むのも面白いです。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。