シマテック PSBプラス・プラス 1Lを購入して使用した感想。
現在、水質浄化バクテリア剤「シマテックPSBプラス・プラス 1L」を購入しグラミー水槽とメダカ水槽で使用しています。
今回はシマテックPSBプラス・プラス 1Lのレビューです。
光合成細菌とは?
シマテックPSBプラス・プラス 1Lにはロドシュードモナス・カプシュラータという光合成細菌が封入されています。
ロドシュードモナス・カプシュラータは紅色非硫黄細菌です。
カロテノイドの蓄積で赤くなります。
溶液が赤いということは、容器内で光合成細菌ロドシュードモナス・カプシュラータが活発に生きている証拠です。
さてアンモニアが亜硝酸菌や硝酸菌によって分解されると、有機酸やアミノ酸になります。
アミノ酸や有機酸は光合成細菌にとって絶好の餌になります。
アミノ酸が増えすぎると水槽内が富栄養化します。
アミノ酸は有機態窒素です。
水槽内で分解されないと生体が窒素中毒を起こします。
魚の種類によって窒素耐性は異なります。
窒素の基準値は以下の通りです。
コイ、フナ・・・ 1.0mg/L 以下
ワカサギ・・・ 0.6mg/L 以下
サケ、アユ・・・ 0.2mg/L 以下
やはりコイ、フナの類は窒素耐性が高いので濁った水でも生きていけます。
窒素中毒になると人間もそうですが、方向感覚を失い、身体を思うように動かせなくなります。
メダカによく見られる症状ですが逆さに泳いだり、ダッチロールするように泳いだりして数日後、星になるケースがあります。
個人的見解ですがメダカの窒素中毒によるものだと思います。
メダカの窒素耐性はベタやプラティ、モーリー、グッピーと比較してかなり低いのでしょう。
また有機酸は酸性であり、分解されないと飼育水が極端な酸性になります。
そうなると酸性水暴露により魚はヒレトラブルを起こしたり、病気にかかりやすくなったりします。
光合成細菌は水槽内で過剰に増えすぎたアミノ酸や有害な有機酸をどんどん食べて、水質を浄化します。
生体がヒレ裂けや病気にかかりすいなら、水質浄化バクテリア剤の利用も考えていいでしょう。
またシマテックPSBプラス・プラス 1Lにはアミノ酸、ビタミンB群、アルギニンやタウリンなど魚に成長・健康維持に必要な成分もプラスされています。
実際に使用してみた感想
現在、換水用ボトル1Lに対し1mlを加えて使用しています。
水槽の水が劣化しないので水換えの量が少なくなりました。
中々換水用ボトルの水が減りません。
生体も元気です。
よく硫黄臭いと言われますが、水面に顔を近づけても硫黄のニオイはしません。
ただしボトルからは、菌特有のほのかな硫黄臭がします。
よって普段はレジ袋で包んでいます。
使うときだけ袋から取り出します。
使用する時の注意事項
シマテックPSBプラス・プラス1Lはカルキ抜き剤を含んでいません。
よってカルキ抜き剤で塩素を抜いた後、シマテックPSBを加えています。
使用しているカルキ抜き剤は、「寿工芸 カルキぬき500ビタミン入り500㎖」です。
シマテックPSBプラス・プラス1Lには「長期保存する場合や夏場は冷蔵庫で保存して下さい。」との記載があります。
しかし冷蔵庫に硫黄臭いボトルを置いておくと家人から嫌がられます。
よって常温で保存し2年毎位に買い替えようと思います。
コスト的にはそれでも十分です。
また魚病薬との併用はできません。
他にもラベルに「PSBプラス・プラスの使用上の注意」という記載があるので、よく読んで使用しましょう。
まとめ
シマテックPSBプラス・プラス 1Lを使い始めて、水換えの量が明らかに減ったので楽になりました。
水道料金も減るので一石二鳥ですね。
何より水槽内の生体が元気になるのがいいですね。
小型水槽だと使いきれないほど量があるのもいいです。
コンディショナーはワンコイン貯金をするなどして順次買い揃えていけばいいでしょう。
富裕層は一気買いするのもありです。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。