ウマ娘・実在した競走馬からキャラを分析してみた。Vol.1

2021年7月16日

GWはステイホームだったので、無課金で鬼のようにウマ娘をやっていました。

実際にやってみて、良くできたゲームだなと感心しました。

史実を交えてしっかりウマ娘のキャラが作り込まれています。

今回はウマ娘のキャラに関する記事です。

多少のネタバレがあります。

スペシャルウィーク

日高大洋牧場の生産馬。

サンデーサイレンス満8歳時の種付けであり0遺伝馬。

母・キャンペンガールが未出走なのにダービー馬を生んだのは、メールラインが小岩井フロリースカツプ系だからと思われる。

キャンペンガールはスペシャルウィークを出産した5日後に亡くなった。

その後は乳母馬により育てられた。

サンデーサイレンス産駒としては珍しく古馬になって成長するも、徐々に折り合いを欠くようになり、宝塚記念・京都大賞典と敗れる。

特に京都大賞典では7着と凡走し、「終わった馬」と言われた。

一計を案じた天才・武豊は後方強襲策に切り替える。

いわゆる「逆襲のラン」である。

その後、天皇賞(秋)・ジャパンカップと連勝するも、有馬記念はハナ差でグラスワンダーに敗れた。

サイアーラインは途絶えつつあるが、血統表に名を残し無敗の牡・牝三冠馬の誕生に貢献する。

勝負服柄:紫、白鋸歯形
距離適性:2000~3200M
脚質:差し・追い込み

サイレンススズカ

最強の逃げ馬。

1200mをスプリント戦並みのタイム1分7秒台で通過し、当時の競馬ファンを驚愕させた。

また武豊をして「逃げて差す」と言わしめた。

ハイライトは金鯱賞。

後に香港国際Cを勝つミッドナイトベットを1.8秒ちぎり、アンチすら沈黙させた。

落馬、故障以外では絶対に負けないと言われた天皇賞・秋でまさかの故障を発生、予後不良となった。

大ケヤキを過ぎたあたりから斜行し、次々と他馬に抜かれていくシーンを見て「来るものが来てしまった。」と当時、暗澹(あんたん)とした気持ちになった。

さすがの武豊もこの日の夜だけは荒れたという。

勝負服柄:緑、黄袖緑一本輪
距離適性:1800~2200M
脚質:逃げ

ブロワイエ

モデル馬はモンジュー。

愛ダービー・凱旋門賞のタイトルを引っ下げて1999年のジャパンカップに参戦。

その実績から1番人気に支持された。

道中スペシャルウィークをマークしてレースを進めるも、キレ負けし4着に敗れた。

勝負服柄:青・橙丸、青・橙色縦縞袖
距離適性:2000~2400M
脚質:差し

トウカイテイオー

マイリージャン3×5の近親交配馬。

どちらのマイリージャンも0遺伝しておらず、近親交配の弊害を受け、神経が繊細で体質の弱い馬だった。

父は皇帝・シンボリルドルフ、メールラインは下総御料牧場・星友系という事で人気を博した。

古馬になり天皇賞・秋で7着と凡走。

業を煮やした岡部騎手は軽めの調教を陣営に意見具申する。

前走7着、軽すぎる調教という事でジャパンカップは5番人気まで評価が落ちた。

しかしレースでは欧州年度代表馬のユーザーフレンドリーらを退け優勝。

陣営はグランプリ・有馬記念制覇を目指し再び坂路に入れハードトレを敢行。

しかし調教で疲れ果てたトウカイテイオーはレース中、押しても引いても動かず11着に敗れた。

岡部幸雄騎手のサジェスチョンを受けた陣営は、プール調教や軽めの追い切りで1年ぶりの有馬記念に臨む。

軽すぎる調教から本調子ではないと見たメディア・ファンはトウカイテイオーに4番人気の支持しか与えなかった。

しかしレースでは、トウカイテイオーが天才ぶりを発揮し有馬記念を1着で駆け抜けた。

ビワハヤヒデに騎乗していた岡部幸雄騎手は、最後の直線に入り馬の耳が外側に向いた瞬間、「ああ、彼(トウカイテイオー)が来たんだ。」と覚悟を決めたという。

「心臓さえできていれば強い調教は必要ない」という考えはその後、岡部幸雄騎手・藤沢和雄調教師の「馬優先主義」に引き継がれる事になる。

記事執筆時点でG1・5勝を達成しているグランアレグリアの調教を見ても、その事がわかる。

トウカイテイオーを管理した松元省一調教師は、馬の質量と体力に合った調教を見い出しメジロラモーヌ以来の牝馬3冠馬・スティルインラブを世に出した。

ここでトウカイテイオー⇔スティルインラブの相関関係が成立する。

なおトウカイテイオーとのコンビで皐月賞・東京優駿のクラシック二冠を制した安田隆行騎手は、現在調教師として活躍。

代表的な管理馬としては、カレンチャン・ロードカナロアなどがいる。

つまりトウカイテイオー⇔カレンチャンの相関関係も成立する。

勝負服柄:白、青山形一本輪、桃袖
距離適性:2000~2500M
脚質:先行

ゴールドシップ

ターフの暴君、二足歩行するサラブレッド、新聞を読む馬など数々の異名を取った。

父ステイゴールド、母父メジロマックイーン、メールラインが下総御料牧場・星旗系という事で人気を博した。

血統的には、ネアルコ×ヘロド系のニックス。

生産者である出口牧場は日高地方にある繫殖牝馬10頭、年産5頭前後の家族経営の牧場。

同馬は、メジロ牧場やカントリー牧場の解散により社台グループの一強を危惧するファンから圧倒的な支持を受けた。

3歳時、共同通信杯を制した後、人気は頂点に達し引退までファンを魅了した。

今浪厩務員は現在、無敗で桜花賞を制したソダシを担当している。

つまりゴルシ⇔ソダシの関係が成立する。

いつかソダシがチーム・スピカに加入して欲しい。

ゴールドシップは、1倍台の圧倒的な支持を受けたにもかかわらず馬券外に飛んだレースがいくつかある。

・2013年 天皇賞(春)1.3倍 5着
・2013年 京都大賞典1.2倍 5着
・2015年 AJCC杯 1.3倍 7着
・2015年 宝塚記念 1.9倍 15着

これだけ馬券を飛ばしてもゴールドシップが批判されなかったのは、日高の小さい牧場の出身だった事が理由だろう。

日高の零細牧場から凱旋門賞に出走し、G1・6勝を挙げる馬が出た事は、まさに奇跡である。

勝負服柄:赤・白袖赤一本輪
距離適性:2000~3200M
脚質:捲(まく)り

ライスシャワー

菊花賞、天皇賞(春)2回を制した生粋のステイヤー。

父・リアルシャダイは母系のIn Reality(マッチェム系)が、1代に限り馬の脳を浄化する仕掛け型の種牡馬。

ライスシャワーはG1を3勝したが、全て長距離戦だった為、周囲から種牡馬入りに難色を示された。

そこで中距離のG1タイトル・宝塚記念を狙って出走するも3コーナーの下りで左前脚に故障を発生し予後不良となった。

日本の競馬場のスタンドは全て南側を向いており、磁場の関係から3~4コーナーにかけて事故が起こりやすい。

もしダービーを勝っていたら、宝塚記念が阪神競馬場だったらと IFはつきない。

しかしそれも競馬なのだろう。

勝負服柄:青、茶襷、赤袖
距離適性:2500~3200M
脚質:先行

メジロマックイーン

管理調教師はあのディープインパクトを管理した池江泰郎師。

ハイライトは結果的に引退競争となった京都大賞典。

59kgを背負って2分22秒7のレコード勝ちを収めた。

2着馬はその後JCを勝つレガシーワールドなので価値が高い。

レガシーワールドは劇中では、レリックアースという名称で登場している。

勝負服柄:白、緑一本輪、緑袖
距離適性:2000~3200M
脚質:先行

ミホノブルボン

戸山式ハードトレーニングで生み出された坂路の申し子。

ミホノブルボンの凄い所は、父・母ともに中央未勝利な点。

そのような泥臭い生い立ちが人気を集めた理由かも知れない。

8戦7勝の成績を上げ、連を外す事なく引退した。

勝負服柄:服色 桃、黄銭目散、桃袖
距離適性:1600~2400M
脚質:逃げ

ツインターボ

ウマ娘 プリティーダービー Season 2」の劇中では トリックスター的な存在として登場する。

現役時代は、逃げるか大敗するかのケレン味のないレースを展開した。

1993年の夏は、七夕賞・オールカマーと重賞を連勝した。

なおトウカイテイオーが奇跡の復活を遂げた1993年の有馬記念には、出走していない。

ゲームでも、ぜひ育成したいタイプのウマ娘だ。

勝負服柄:青,白袖緑二本輪
距離適性:1800~2200M
脚質:逃げ

プリティーダービー「ウマ娘」のトリビア

アニメを見ていて感じたウマ娘のトリビアを紹介します。

マスター

元ネタは、ミホノブルボンの戸山為夫調教師。

坂路3~4本追いを敢行しスパルタ調教をミホノブルボンに施した。

ミホノブルボンが強大な体力を持っていたので、このハードトレに耐えられたが、体力のない馬は故障や骨折を発生し、ターフを去って行った名馬も多い。

ゴルシの横にいるおじさんは?

劇中でゴルシの横に黒い帽子をかぶった白髪のおじさんが立っている。

この人はゴールドシップを担当した厩務員・今浪隆利さんではないかと言われている。

記事執筆時点では、ソダシ(阪神JF・桜花賞)を担当している。

メジロのおばあ様とは誰?

メジロの総帥・北野ミヤ氏。

メジロ牧場の最盛期を築き、牝馬3冠馬メジロラモーヌ・天皇賞・春2連覇のメジロマックイーンなどを所有した。

まとめ

アニメでは登場人物の葛藤を徹底的に描いています。

ライバルとの対立もありますし、自分自身との葛藤もあります。

目標達成の壁は高く、それを乗り越える苦悩も描かれています。

どんな名馬でも葛藤はあります。

Season3が制作されるのは3年後位になるかも知れませんが、その時を楽しみにして待ちたいと思います。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。