ベタのコショウ病治療記録PartⅡ~グリーンFリキッド編
この記事は、「ベタのコショウ病治療記録PartⅠ」からの続きです。
6日目
「ニチドウ グリーンFリキッド 100㎖」が届いたので早速、塩浴・唐辛子から薬浴に切り替える。
5分の4程度の水を換水し、カルキ抜きの水を加温して足す。
塩を3g投入した。
塩分濃度は、0.15%だ。
水槽の容量は2Lなので、薬の量は1.7ml程度になる。
適当な計量器がないので、ペットボトルのキャップを使用する。
ペットボトルのキャップの容量は7.5ml程度なので大体キャップの5分の1程度が使用量だ。
薬を入れた後はじっとしているが、餌は食べる。
ちょっと薬品が指についてピリピリする。
取扱いには注意しないといけない。
7日目
引き続き薬浴を実行中。
餌は通常通り食べている。
シストや白いカス、フンをスポイトで吸い取る。
吸い取った分に関しては、2~3滴グリーンFリキッドを加え、加温した上で水槽内に投入する。
夜に動きをチェックしたが、呼吸もあらく動きも鈍い。
ヒレは線のように細い。
薬浴を継続するか悩む。
明日が山場と覚悟する。
8日目
帰宅後、様子を見てみると昨夜とは一転して動きが良くなっている。
ヒレもきっちり開いている。
シストやフンをスポイトで吸い取り、Fリキッドを加えた水を水槽内に投入するのは前日と同じ。
3gの塩をカルキ抜きの水で溶かし水槽内に投入する。
水量が少ないので加温はしない。
調子がいいので、薬浴を続行する。
夜はじっとしている事が多い。
9日目
かなり、魚からコショウが取れて来た。
シストやフンをスポイトで吸い取り、Fリキッドを加えた水を水槽内に投入するのは前日と同じ。
塩は加えない。
水槽に体をこすりつけるような動きがなくなってきた。
10日目
魚の尾やヒレの部分からコショウがかなり取れて来た。
ということは、水槽内にはかなりシストがたまっているはず。
水槽の底をスポイトで掃除した後、5分の4飼育水を廃棄し、ベタを1L水槽内に移動。
2L水槽をメラミンスポンジで掃除した後、またベタを戻す。
これでシストを相当除去できたはずだ。
症状がかなり改善したので、塩浴に切り替える。
カルキ抜きの水を加温して足す。
塩6gをカルキ抜きの水で溶かして投入。
塩分濃度は、0.3%。
11日目
魚体にコショウの痕跡はない。
このまま、コップ1杯分の水を換水し様子をみる。
12日目
ベタの調子も良くなってきたので、ここで治療を終了する。
今後もこまめな換水は継続していく予定。
まとめ
約2週間、コショウ病の治療にかかりました。
ベタの調子がいいので、現在は塩浴もやっていません。
また病気がぶり返すようなら、グリーンFリキッドを使用して治療したいと思います。
グリーンFリキッドを使用中、ベタの調子が極端に落ちたことはなかったです。
餌も普通通り食べていました。
あまり長期にわたる薬浴はどうかと思いますが、注意書きにある通り5~7日程度なら十分耐えてくれるとわかりました。
はっきりとコショウ病とわかる症状が出たら、すぐ薬浴を実行したほうがいいと思います。
ベタの調子が悪ければ、塩浴を同時に実行してもいいでしょう。
体力を失った状態での薬浴は、かなりベタに負担がかかります。
また今回、唐辛子の民間療法はほとんど効果がありませんでした。
小型水槽だと、それほど薬の量も消費しません。
発症したらすぐ薬浴できるように、薬も常備しておけばいいと思います。
治療自体は、使用上の注意をよく読んで実行すれば問題ありません。
以下グリーンFリキッドを使う上で注意すべき点を、使用上の注意から抜粋しておきます。
【用法および用量】
本剤5mlを水6L~7.5Lの中に徐々に加え、後よく混和して用いる。【使用上の注意】(基本的事項)
1.守らなければならないこと
・本剤は、観賞魚の白点病、尾ぐされ症状、水カビ病、並びに外傷を治癒するために使用し、観賞魚以外の魚または動物には使用しないこと。<魚に関する注意>
・本剤は観賞魚であっても古代魚(アロワナ等)、大型ナマズや海水魚には使用しないこと。・適用上の注意
・薬浴期間は、5~7日を目安とすること。
・5~7日後、症状の改善が見られない場合は、【用法および用量】に従って再度投薬すること。
・ろ材に活性炭、ゼオライト等を使用している場合は、取り除き使用すること。<取扱い上の注意>
・本剤は小児の手の届かない所に保管すること。
・治療後は薬浴水を取り換える必要はない。<使用者に対する注意>
・皮膚又は服に付着した場合には、速やかに多量の水で洗うこと。
(グリーンFリキッド使用上の注意から引用)
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。