ベタに適した水は軟水か硬水か?
結論から申しますと、ベタは弱酸性の軟水を好みます。
今回は水の硬度について考えてみます。
軟水の基準
硬水か軟水かは「硬度」で判断されます。
硬度はカルシウムとマグネシウムの量で決められます。
1リットルあたり120ミリグラムを超えるものが硬水、60ミリグラムより少ないものが軟水です。
日本の水道水は、すべて軟水
県別にみると硬水の水道水を提供している県はありません。
つまり日本の水道水は全て120mg/L以下です。
私の県は、硬度でみるとベスト10に入っています。
大体60mg/Lくらいですね。
ぎりぎり軟水のレベルです。
飼育水には、水道水にカルキ抜きを入れて使っていますが、ベタもプラティも元気です。
水道水の硬度に興味がある方は、Googleで「全国 水道水 硬度 ランキング」で検索すると参考になるサイトがいくつか出て来ます。
塩浴する時の注意点
たまに塩浴する分にはかまいませんが、常時塩浴していると、水槽内のミネラル(カルシウム・マグネシムム)が増え硬水になります。
硬度が高くなりすぎると、軟水を好む魚は粘膜が薄くなり鱗(うろこ)がはがれたりします。
軟水を好む魚は、総じて粘膜が厚く鱗が細かいです。
なお、うなぎのような魚は軟水で養殖されます。
硬水を好む熱帯魚は?
アフリカのマラウィ湖やタンガニイカ湖に生息するフロントーサは、弱アルカリ性の硬水を好みます。
ただフロントーサの飼育法で調べても、あまり水の硬度には触れられていません。
まったくミネラルを含まない超軟水でなければ、日本の水道水でも普通に育てられるのでしょう。
まとめ
ベタやメダカを飼育する上では、水道水のカルキを抜いて使っておけば問題ありません。
むしろ日本の水道水は熱帯魚を育てる上で適しています。
あまりないと思いますが、硬度の高いミネラルウォーターを飼育水に使用するのはやめましょう。
少なくともベタやメダカの飼育には向いていません。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。