成長したアナカリスの管理方法
今年の夏も暑かったので、かなりアナカリスが成長しました。
放置したままだと、アナカリスの根もどんどん伸びて来ます。
今回は成長したアナカリスの管理方法を紹介します。
目次
新芽はカットし無限増殖させる
新芽が出てかなり成長しています。(オレンジの丸で囲んだ部分)
5cm位伸びたら根元(青いラインの部分)からカットし株分けします。
カットしたアナカリスは培養槽に入れ日当たりの良い所に置いておきます。
良い水槽の条件
良い水槽ではアナカリスから根が出てどんどん成長します。
アナカリスが根を伸ばす水槽は個体が元気で星になる可能性が低いです。
調子の良くない水槽があれば、根が生えたアナカリスを水槽内に投入してもいいでしょう。
アナカリスの根はカットしたほうがいい?
アナカリスから根が生えだしたら1cm残してカットします。
全てカットしないのは根からアンモニア(NH3)や亜硝酸(HNO2)、硝酸(HNO3)を吸収するためです。
なぜアナカリスがアンモニアや亜硝酸、硝酸などを吸収するかというと、植物の成長に必要な窒素(N)を含んでいるからです。
アンモニア、亜硝酸、硝酸は全て窒素化合物です。
よってアナカリスはアンモニア、亜硝酸、硝酸などを吸収します。
亜硝酸菌、硝酸菌による生物ろ過に加えて、植物でもろ過できれば効率良く水質を維持できます。
塩浴用のアナカリスとそうでないものを使い分ける。
塩浴するときは小さめのアナカリスを水槽内に入れておきましょう。
塩浴すると水の硬度が上がるので水草が成長しません。
大き目のアナカリスを入れてしまうとそこで成長が止まってしまうので、うまく培養できなくなります。
水槽内の水草は2週間から1月の間隔で交換する。
水槽内の水草をある程度のサイクルで交換しないと、いつの間にか細菌や寄生虫の温床になっているケースがあります。
水槽内のアナカリスも2週間から一ヶ月の間隔でポットに入っている別の物と交換しましょう。
ポットの水も1ケ月に1回は換水します。
水道水をそのまま使って大丈夫です。
水道水の塩素でアナカリスを消毒できます。
赤潮の発生しやすい沿岸部ではアマモが植えられている。
現在養殖業でも植物によるろ過が見直され、養殖場の周囲にアマモを植える動きがあります。
養殖とは人が海に手を入れる行為です。
どこかでバランスをとらないとひずみが生じます。
養殖場の周りにアマモ場を作ることによって、窒素濃度を低くしようとする試みです。
アクアリウムにも通じる考え方ですね。
まとめ
私も色々な水草を今まで使ってきました。
ホテイアオイ、ウィローモス、アマゾンフロッグビットなどです。
しかし現在ではアナカリスのみとなっています。
ベタだけでなく、メダカやグッピー、モーリーとの相性も良いです。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。