2020年F1第8戦イタリアGPのレース回顧と結果~P.ガスリーが初優勝。

2020年9月14日

F1第8戦はイタリアGPです。

イタリアGPが行われるモンツァは全長5.8km、全開率80%のパワーを要求されるサーキットです。

オーバーテイクポントはホームストレートエンドと最終コーナー・パラボリカです。

PUパワーさえあれば後方からでも追い越し可能なコースです。

このレースから予選モードが禁止されます。

予選結果に注目です。

フリー走行FP2

FP2は気温26℃のドライコンディションで行われた。

M.フェルスタッペンが1分21秒228で5位、A.アルボンが1分21秒88314位。

フェルスタッペンの記録は昨年とほぼ同タイム。

アルファタウリのガスリーが4番手のタイムを出しているので、レッドブルはセッティングがまだ決まっていないようだ。

予選

予選は気温28℃のドライコンディションで行われた。

M.フェルスタッペンが1分19795で5位、A.アルボンが1分200909位。

予選モードは禁止になったが、メルセデスの2台が1分18秒台に入るタイムを叩き出しダントツの速さを見せた。

フェルスタッペンは他のマシンに近づくとタイムを失うというトラブルを訴えている。

ウイングの翼端板の面積や強度を見直す時期に来ているのかもしれない。

HondaJetに使用されている炭素繊維強化プラスチックを使ったらどうだろうか。

決勝の気温は30℃近いのでタイヤ戦略が鍵を握る。

予選上位陣のグリッドは以下の通り。

1位 ハミルトン
2位 ボッタス
3位 サインツ
4位 ペレス

決勝

決勝は気温32℃のドライコンディションで行われた。

ガスリーが19週目にタイヤ交換し、その次の週にセーフティーカーが導入される。

この戦略が見事に的中する。

この時点でマグヌッセンの車両を撤去するためピットレーン入口がクローズとなっていた。

ピットレーンのクローズを無視しハミルトンとアントニオ・ジョビナッツィだけがピットに入った為、両者には10秒のストップ&ゴーペナルティが科された。

他のドライバーはチームからの指示を受けてステイアウトした。

22週目ピットレーンがオープンになり他のドライバーが続々とタイヤ交換に入る中、ガスリーが3番手まで順位を上げる。

24周目にパラボリカ出口でルクレールが激しくクラッシュし25周目に赤旗中断となる。

赤旗中断後のリスタートの1コーナーでガスリーがストロールをパスし2位に浮上する。

29週目ピット閉鎖中にタイヤを交換してしまったハミルトンが10秒のストップ&ゴーペナルティを受けると、ガスリーがトップに立つ。

終盤には猛追するカルロス・サインツJrを0.4秒差で抑え込みガスリーがイタリアGPを制した。

クビアトも9位に入りポイントを獲得した。

フェルスタッペンはPUのトラブルで31週目にリタイアした。

アルボンは15位でレースを終えた。

表彰台は以下の通り。

1位 P.ガスリー
2位 C.サインツJr
3位 L.ストロール



まとめ

このレースから予選モードが禁止されましたが、メルセデス有利は変わりませんでした。

ただしホンダにとって良かったのはガスリーが速いペースで走り、ルノーPU、メルセデスPU搭載マシンを抑えきり優勝した事です。

レース後、山本MD、田辺TD、本橋チーフエンジニアも大喜びでした。

これで予選モード禁止後の最適なPUセッティングを発見できたのではないでしょうか。

1週間後にムジェロ・サーキットで行われるトスカーナGPでは、PUに対してより最適なキャリブレーション(調整)が施されるはずです。

ガスリーもレッドブルへの昇格、その後トロ・ロッソへの屈辱的な降格がありました。

そのような挫折を乗り越え、オリビエ・パニス以来24年ぶりのフランス人F1ウィナーとなりました。

まさしく「We Can Fight!」です。

 Gasly、Bon travail !(ボン トラヴァイユ)、おめでとう!

レッドブルは今回ノーポイントに終わりましたが、アルファタウリが勝ったのでPUに文句をつけるわけにもいけません。

やはりピーキーな車体の改善が必要です。

HondaJetの自然層流(NLF)技術を採用すべきですね。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。