2019年F1第9戦オーストリアGPのレース回顧

2019年7月16日

F1第9戦はオーストリアGPです。

オーストリアGPの舞台は、レッドブルリンクです。

標高700mの丘陵地帯にあるサーキットです。

標高が700mもあるとやはり空気はうすくなります。

よってターボチャージャーの能力が問われます。

ホンダPUのパフォーマンスに期待です。

今回もハミルトンの優勝とメルセデスAMGの1-2フィニッシュを予想します。

フリー走行FP2

P.ガスリーが1分5秒487で3位、M.フェルスタッペンが1分5秒879で9位。

近走不振だったガスリーだが、ここで全体3位と気を吐いた。

フェルスタッペンはクラッシュを喫しFP2を13周で終えた。

金曜日ということでPUはスペック2を使用しており、PU交換によるグリッド降格は生じない。

今後、金曜日用のスペック2が使用できないと本選用のスペック3を金曜日にも使用せざるを得ずマイレージ的に不利になる。

フェルスタッペン、ガスリー共にマシンに関しては、好感触で予選でのパフォーマンスが期待できる。

予選

フェルスタッペン、ガスリーともにQ3へ進出する。

フェルスタッペンはQ2をミディアムタイヤで4位通過した。

トップ3チームではメルセデス勢とフェルスタッペンがミディアムタイヤでQ2を通過した。

C.ルクレールとS.ベッテルはソフトタイヤでQ2を通過しており、フェルスタッペンとしては、フェラーリ勢に対してこの時点でアドバンテージを持ったことになる。

ガスリーはQ2を6位で通過した。

この時ソフトタイヤを使用しており、今回も苦戦が予想される。

Q3はフェルスタッペンが1分3秒439のタイムで3番グリッドを確保した。

ポールポジションはルクレールだが、ソフトタイヤでスタートするため、優勝争いはミディアムタイヤでスタートするハミルトン、フェルスタッペン、V.ボッタスに絞られた。

うまくいけばフェルスタッペンの今季初優勝が見られるかもしれない。

ガスリーはタイムを伸ばせず1分4秒199のタイムで9番グリッドを獲得した。

僅差とはいえ、マクラーレン、アルファロメオ・レーシングに負けており深刻な状態だ。

なおベッテルはQ2でマシンにトラブルが発生し、結局Q3を走ることができず、10位で予選を終えた。

(マグヌッセンがグリッド降格となるため決勝は9番グリッドからスタート。)

決勝はソフトタイヤでのスタートとなるため、表彰台はこの時点で厳しくなった。

レッドブルリンクの気温は、28.9℃と高温で決勝はタイヤマネジメントが鍵になる。

決勝ではミディアム→ハードでつなぐチームが多いと思われる。

トロロッソ勢は、アルボンが13位、クビアトが18位で予選を終えた。

アルボンはPU交換によるペナルティのため、最後尾からスタートする。

クビアトも後方グリッドからのスタートとなるため、どのようなタイヤ戦略をとって来るか興味深い。

最終的に決勝における上位陣のグリッドは以下のようになった。

1位 ルクレール
2位 フェルスタッペン
3位 ボッタス
4位 ハミルトン

決勝

決勝は33.9℃の気温の中で行われた。

フェルスタッペンは、Q2で使用したミディアムタイヤでスタートするが、スタートに失敗し8番手まで順位を下げてしまう。

しかし、ファステストを刻みながら順位を上げて行く。

ベッテルが22周目にピットインするもタイヤ交換に手間取り順位を7位まで下げる。

ハミルトンが31周目でピットインし、タイヤとノーズを交換し大きくタイムをロスする。

どうやら縁石でフロントウイングを破損してしまったようだ。

ハミルトンは、ハードタイヤに交換し5番手でコースに復帰する。

この時点でフェルスタッペンが暫定1位となる。

32周目フェルスタッペンがハードタイヤに交換し4番手でコースに復帰する。

50周目フェルスタッペンがベッテルをオーバーテイクし3位に順位を上げる。

51周目フェルスタッペンにオーバーテイクされたベッテルはピットインしソフトタイヤ交換し、5番手でコースに復帰する。

この時点でベッテルの表彰台は無くなった。

56周目フェルスタッペンがボッタスをオーバーテイクし2位に順位を上げる。

そして69周目フェルスタッペンとルクレールが接触。ルクレールがコース外に押し出される。

これでフェルスタッペンが首位に立つ。

そのままフェルスタッペンがチェッカーを受け、レッドブルに今季初勝利をもたらした。

フェルスタッペンとルクレールの接触は、審議対象となるも、スチュワードがレーシングインシデントとの決定を下したため、正式にフェルスタッペンの勝利が決定した。

フェルスタッペンはファステストも記録し26ポイントを獲得した。

ガスリーはソフトタイヤでスタートし26周目にピットイン、ハードタイヤに交換し13番手でコースに復帰する。

その後順位を上げ7位でフィニッシュした。

優勝はレッドブル・ホンダのフェルスタッペンで今季初勝利。

8番手から鬼神の追い上げを見せ優勝した。

2位はフェラーリのルクレール、3位にはメルセデスのボッタスが入った。

まとめ

フェルスタッペンのスタートの出遅れは、スタート時ホイルスピンを起こしたことによりエンジンがアンチストールモードに入ってしまったことが原因のようです。

もし、スタートの出遅れがなければぶっちぎりで優勝していたかもしれません。

ホンダにとっては13年ぶりの優勝です。

そして、とうとうメルセデスAMGの開幕からの連勝もストップしました。

逆神の私が、根気良くハミルトンの優勝とメルセデスAMGの1-2フィニッシュを予想した効果が出ましたね。

ホンダのPUに関してですが、今回のスペック3ではターボチャージャーとICEが改善されています。

コースの4割が直線というポールリカールでは、不発でしたが一般的なコースだと戦闘力のあることが証明されました。

特に後半が強かったですね。

低燃費、高トルク、熱エネルギーの回収という点からみてもかなり素性の良いPUです。

このスペック3を元にスペック4が開発されるので期待できます。

スペック4では、ホンダジェットの技術でMGU-Hがさらに改善されるはずです。

ターボチャージャー、ICE、MGU-Hが改善されれば、当然MGU-Kにもより多くのエネルギーを蓄積できます。

車体側では、フロントウイングのノーズに穴を開けることによってダウンフォースが増えグリップ力が改善しました。

車体下の空気の流れが速くなると、フロアの下が負圧になりダウンフォースが増します。

鬼才エイドリアン・ニューウェイの面目躍如です。

レッドブル・ホンダには、まだまだ伸びしろがありそうなので今後も期待できます。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。