2019年F1第11戦ドイツGPのレース回顧

2019年8月6日

F1第11戦はドイツGPです。

ここに来て上位陣の差が縮まって来ました。

決してメルセデス1強とは言えない状況です。

レッドブルとフェラーリの争いは熾烈で、今後もレース中の接触はあり得るでしょう。

ドイツGPの舞台は、ホッケンハイムリンクです。

コース全長も4.574kmと長くなく、これといったロングストレートもないのでレッドブル・ホンダには向いたサーキットです。

見どころは、大きな弓状にカーブしたバックストレートです

今回もかなりのオーバーテイクが見られるでしょう。

最終コーナーのスタンドからの風景も、このサーキットの名物です。

ヨーロッパは40℃を超える熱波に襲われています。

気温と路面温度も鍵を握るでしょう。

今回も逆神予想として、メルセデスAMGかフェラーリの優勝を予測します。

フリー走行FP2

FP2は気温37℃、路面温度50℃の状況で行われた。

M.フェルスタッペンが1分14秒133で5位、P.ガスリーが1分15秒089で15位。

フェルスタッペンは、PU設定の変更に時間を取られ新品のタイヤでアタックできず5位にとどまった。

ガスリーは最終コーナーでクラッシュし、PUとギヤボックスを破損した。

しかし、金曜日用のPUとギヤボックスを使用していたため、交換によるペナルティは発生しない。

予選・決勝はレインもしくはハーフドライが予想されるため、FP2の順位はあまり参考にならない。

気温も15℃以上下がるため、タイヤの選択も全く違ったものになるだろう。

トロロッソ勢もクビアトが12位、アルボンが14位と苦戦した。

土日に向けたセッティングの最適化が鍵になる。

予選

フェルスタッペン、ガスリーともにQ2をソフトタイヤで通過しQ3へ進出した。

ベッテルがターボトラブルでQ1に出走できず、20位で予選を終えた。

Q3でもルクレールにPU系のトラブルが発生し、タイムを残せず10番グリッドからのスタートとなった。

フェラーリは猛暑だった金曜日にエンジンを回しすぎたのではないか。

Q3ではフェルスタッペンが2位でフロントローを確保した。

FP2でクラッシュを喫したガスリーも4番グリッドを獲得した。

本来ソフトタイヤでのスタートは、ミディアムのメルセデス勢に対して劣勢だが、日曜日の天候が不安定なため今回は一概に不利とは言えない。

レインコンディションでは、セーフティカーの導入もあるのでタイヤ交換のタイミングが重要になる。

他のホンダPU勢ではアルボンがQ1で脱落、クビアトはQ3進出を逃し、予選を14位で終えた。

トロロッソはアップデートを持ち込んだがセットアップに苦労しているようだ。

予選上位陣のグリッドは以下の通り。

1位 ハミルトン
2位 フェルスタッペン
3位 ボッタス
4位 ガスリー
5位 ライコネン

決勝

決勝は気温26℃、ウエットコンディションで行われた。

セーフティカーの先導によってレースが開始される。

この時点で水煙があがるほどのレインコンディションだ。

全てのマシンが深溝のウエットタイヤを装着している。

セーフティカーの先導が終了し、再度スターティンググリッドからのスタートとなる。

スタートでフェルスタッペンが順位を4位まで下げる。

しかしライコネンをかわしてすぐに3番手に復帰する。

3周目にペレスがクラッシュしセーフティカーが導入される。

このタイミングでドライバーたちが続々とインターミディエイトにタイヤ交換する。

5周目タイヤ交換しなかったマグヌッセンを抜き、フェルスタッペンが3番手となる。

26周目フェルスタッペンがピットインし、ミディアムタイヤに交換する。

フェルスタッペンは4位でコース復帰する。

29周目2位を走っていたルクレールがコースアウトしリタイアする。

ここでセーフティカーが導入される。

30周目ハミルトンがピットイン時、フロントウイングをウォールにヒットさせ、ノーズ交換にかなりの時間を要した。

そのため5番手まで順位を下げた。

フェルスタッペンはこのタイミングでインターミディエイトに交換し、首位に立つ。

40周目ヒュルケンベルグがクラッシュし、セーフティカーが導入される。

フェルスタッペンがピットインし、インターミディエイトに交換する。

メルセデス勢はタイヤ交換せずステイする。

47周目フェルスタッペンとボッタスがピットインし、ソフトタイヤに交換する。

48周目フェルスタッペンがストロールをオーバーテイクし再びトップに立つ。

53周目ハミルトンがコースアウトし15番手まで順位を落とす。

56周目にボッタスがフロントからウォールに衝突しセーフティカーが導入される。

メルセデスにとっては最悪の週末となった。

60周目にセーフティカーが戻り、残り5周でレース再開となる。

そのままレースは進み、フェルスタッペンがトップでチェッカーをうけ今季2勝目をあげた。

2位は最後尾スタートからオーバーテイクショウをみせたベッテルが獲得した。

3位には混乱に乗じて4ストップ作戦を成功させたクビアトが入った。

ホンダPU勢のうち2台が表彰台を獲得した。

他のホンダPU勢では、レース終盤ガスリーがアルボンと接触しリタイアした。

ガスリーは今回ノーポイントに終わった事で、来季のシートがかなり厳しくなった。

対するアルボンは6位でフィニッシュした。

トロロッソは23ポイントを上積みし、チームランキングで5位に浮上した。

ハミルトンは11位に終わり、メルセデス勢はノーポイントでレースを終えた。

 MUG-Kに関するトラブル

イギリスGPではアルボンのPUにMGU-K (運動エネルギー回生システム)に関するトラブルが出ました。

かなり深刻な問題です。

ホンダがF1に参加する最大の目的は、市販車へのフィードバックです。

一般車で漏電の問題が発生したらリコールだけでは済まないでしょう。

ドライバーの安全のためにも徹底的に原因を追究してもらいたいですね。

まとめ

ホンダPUのスペック4が早ければ、第12戦ハンガリーGP(8月4日決勝)で投入される可能性があるとの報道が入ってきました。

飛ばし記事の可能性もありますが、レッドブル陣営はパワーアップが見込めればPU交換によるグリッド降格はいとわないと公言しています。

個人的には、ハンガリーGPでの投入はないと思います。

なぜならハンガロリンクはスペック3でも、十分勝機のあるサーキットだからです。

次戦のスパ・フランコルシャンも標高400m前後の丘陵地帯にあり、ホンダPUのターボ能力が活かされるため、ここでのPU交換もないでしょう。

そうなるとイタリアGPが行われるモンツァでスペック4を投入する可能性が高いです。

その後、全開率の高いサーキットはありません。

金曜日には、スペック3を使い土・日にはスペック4を使うという、使い分けもできます。

最近では車体性能も大幅にアップし、コースを選ばないマシンになってきました。

シーンズンが終了するまで、あと何勝できるかたのしみです。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。