2019年F1第12戦ハンガリーGPのレース回顧~ハミルトンが8勝目をあげる

2019年9月4日

F1第12戦はハンガリーGPです。

前回のドイツGPでは、ホンダが表彰台の2つを占めるという快挙を成し遂げました。

3位はトロロッソのクビアトでした。

トロロッソとしては、11年ぶりの表彰台です。

マクラーレンと契約解除した後、ホンダはザウバー(現アルファロメオ・レーシング)との契約がまとまりかけていました。

しかし、ホンダPUの不振もありこの契約はザウバー側から破棄されます。

露頭に迷ったホンダに手を差し伸べたのが、フランツ・トスト率いるトロロッソでした。

この提携がなければ、ホンダはF1から撤退していたかもしれません。

山本MDもレッドブルの2勝目以上にトロロッソの表彰台がうれしかったとコメントしています。

ドイツGPで、23ポイントを獲得したトロロッソは、現在チームランキングで5位に浮上しました。

4位のマクラーレンを後半戦で逆転できる可能性も十分出てきました。

ハンガロリンクの特徴

全長4.381kmとそれほど長いサーキットではありません。

ホームストレートエンドにある第1コーナーがオーバーテイクポントであり、それ以外での追い抜きは非常に厳しいサーキットです。

コーナーが多くドライバーには常時Gがかかるため、体力的にも精神的にもタフなサーキットです。

コースアウトし、セーフティーカーが導入される展開も予想されます。

ピット作業がやたらに速いレッドブルにとっては、有利です。

今回も逆神予想として、メルセデスAMGかフェラーリの優勝を予測します。

フリー走行FP2

FP2は気温22.2℃、路面状況はウェットで行われた。

P.ガスリーが1分17秒854で1位。M.フェルスタッペンが1分17秒909で2位につけた。

このタイムはドライコンディションで記録された。

ガスリーのタイムはソフト、フェルスタッペンのタイムはミディアムで記録したもの。

ハミルトンがハードタイヤで、1分17秒995を記録しているため、決勝はミディアム、ハードタイヤを使用し、ワンストップ作戦が主流になる。

予選

予選は雨が予想されたが、気温22.8℃のドライコンディションで行われた。

フェルスタッペン、ガスリーともにQ2をミディアムで通過しQ3への進出を決めた。

Q3では、フェルスタッペンが1分14秒572のタイムを記録し、ポールポジションを獲得した。

2位のボッタスとは、0.018秒差だ。

フェルスタッペンにとっては、自身初ポールとなりホンダにとっては、2006年以来13年ぶりのポールポジション獲得となった。

抜きにくいサーキットなのでポールからのスタートはかなりのアドバンテージとなる。

ガスリーは、1分15秒450で6位。

このレースでは、確実にポイントをもぎ取って欲しい。

トロロッソ勢は、Q2で敗退するもアルボンが12位、クビアトが13位と好位置につけた。

ソフトでQ3へ進出したチームは、ツーストップ作戦が予想されるため、トロロッソはミディアムやハードを使いワンストップ作戦を成功させれば勝機がある。

レッドブルとしては、フェルスタッペンがポールポジションから好スタートを決められるかどうかがカギになる。

予選上位陣のグリッドは以下の通り。

1位 フェルスタッペン
2位 ボッタス
3位 ハミルトン
4位 ルクレール
5位 ベッテル

決勝

決勝は気温26℃のドライコンディションで行われた。

ポールポジションからスタートを切ったフェルスタッペンがトップをキープし序盤から差を広げ始める。

フロントローのボッタスはハミルトンと接触し、フロントウイングを破損した影響で大きく順位を下げてしまう。

フェルスタッペンとハミルトンだけが1分21秒台のハイラップで走行し、後続を突き放す。

この時点で優勝争いは2人に絞られた。

26周目フェルスタッペンがピットインし、ハードタイヤに交換し2番手でコース復帰する。

32周目、ハミルトンもハードタイヤに交換し、フェルスタッペンの後方2番手でコースに戻る。

ハミルトンはピット作業でタイムをロスし、この時点でフェルスタッペンに6秒の差をつけられた。

しかしハミルトンがファステストを刻み、フェルスタッペンとの差を一気につめる。

42周目ハミルトンがフェルスタッペンとのバトルでコースオフしてしまう。

このミスでハミルトンはタイヤにかなりのダメージを負う。

49周目ハミルトンがピットインしミディアムタイヤに交換する。

ハミルトンはフェルスタッペンの20秒後方でコース復帰する。

その後ハミルトンがフェルスタッペンを猛追し67周目でフェルスタッペンをオーバーテイクしトップに立つ。

そのままハミルトンがチェッカーを受け今季8勝目をあげた。

2位は終盤までトップを走ったフェルスタッペン。

なおフェルスタッペンは68周目にソフトタイヤに交換し、1分17秒103をマークしてファステストラップポイントを獲得した。

ドライバーズランキングでは2位のボッタスと7ポイント差まで縮まった。

3位にはフェラーリのベッテルが入った。

トップから1分以上離された今回の結果は受け入れ難いだろう。

レッドブルのガスリーは6位でフィニッシュし8ポイントを獲得した。

他のホンダPU勢では、アルボンが10位入賞を果たした。

クビアトは15位でレースを終えた。

 今季中のガスリーの交代はあり得るか

今季中のガスリーの交代はありません。

ドライバーズランキングは6位で最低限の仕事はしています。

しかし、残りのレースで複数回表彰台に上がらないと来季のシートは厳しいでしょう。

来季レッドブルに移籍する可能性が最も高いのは、クビアトです。

今シーズンは、ドイツGPで表彰台にあがるなどトロロッソで健闘しています。

少なくともガスリー以上の活躍は見込めるでしょう。

まとめ

F1はサマーブレイクに入ります。

8月30日(金)のベルギーGPまでおやすみです。

当然ホンダのファクトリーでは、スペック4の開発が進められます。

信頼性を担保しながらどれだけ馬力アップできるか期待です。

エクソンモービルもベルギーGP以降での新燃料の投入を表明しています。

前半戦で問題になった車体のダウンフォース不足もかなり改善され、レッドブルは軌道に乗りつつあります。

レッドブルホンダが強ければF1は面白くなります。

サマーブレイク以降、上位3チームの序列がどう変わるのかたのしみですね。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。