2020年箱根駅伝の結果とレース回顧~青山学院大学が総合優勝を達成。

2020年2月9日

今年の箱根駅伝は、駒澤大学を優勝候補に予想していました。

さて実際のレースはどうっだったのか振り返ってみます。

4区で流れをつかんだ青山学院大学

青山学院大学の勝因は、4区吉田祐也選手の快走です。

区間2位以下の選手に1分以上の差をつける区間新の走りを見せ、完全に流れを引き寄せました。

吉田選手が4区でいい流れを作ったので5区の飯田貴之選手も余裕を持った形で山登りに臨む事ができました。

往路の芦ノ湖ゴール地点で青山学院大学は3位の東京国際大に対して3分以上の差をつけていました。

層の厚さから考えると、青山学院大学の総合優勝はこの時点で決まりました。

復路では8区で岩見秀哉選手が区間2位の走りを見せ青山学院大学の優勝を決定づけました。

昨年優勝した東海大学と同じ流れですね。

青山学院大が終盤にある遊行寺の坂をクリアした時点で2位東海大学の勝機は無くなりました。

青山学院大の勝因

チーム全体としてはナイキの「ナイキ ズームXヴェイパーフライNEXT%」を履いたことが勝因としてあげられます。

青学と言えばアディダス、アディダスと言えば青学だったのにどうしたのでしょう。

報道写真で確認したところ、3区鈴木塁人選手、4区吉田祐也選手、5区飯田貴之選手は確実にピンク色のナイキ ズームXヴェイパーフライNEXT%を履いていました。

青山学院大の原監督も思い切りましたね。

さすがに表彰台ではアディダスに履き替えていたそうです。

青山学院大までナイキの厚底シューズを履くようになると、この先しばらくは青学時代が続くことになります。

今年も猛威を振るったナイキ厚底シューズ

ナイキユーザーのほとんどの選手がナイキ ズームXヴェイパーフライNEXT%を履いていました。

ピンクだけではなくオーロラ色のNEXT%を履いている選手もかなりいました。

これは9月に行われたMGCの影響でしょう。

ヴェイパーフライNEXT%は、マラソン3~4レース分しか持たないと言われていますが、箱根や五輪を目指すトップランナーは1レースで人生が変わってしまいます。

コスパ度外視で人気があるのも理解できます。

この傾向は今後も続くでしょう。

イエゴン・ヴィンセントの衝撃

今回最も衝撃を受けたのは東京国際大のイエゴン・ヴィンセント選手です。

彼はケニア出身の留学生です。

3区で59分25秒の区間新記録を達成しました。

1キロ2分47秒前後のペースで3区21.4キロを走破したことになります。

区間2位以下の選手を2分弱ちぎる快走でした。

イエゴン・ヴィンセント選手はまだ1年生です。

今後の学生陸上長距離界は彼を中心に回っていくでしょう。

来年エース区間の2区を走れば、1時間3分台の区間新も可能です。

そうなると東京国際大の往路優勝も夢ではありません。

今後の箱根駅伝の傾向

とにかく往路勝負です。

やはり5区山登りは区間距離が短縮されたため、差がつきません。

となると3区、4区というメンバー的に手薄な区間が勝負を分けます。

ここにエース級のランナーを投入できれば、他大学に対し圧倒的な差をつけることができ山登りの選手も余裕を持って5区に臨むことができます。

事実3区で区間賞を取った東京国際大が往路3位、4区で区間賞を取った青山学院大が往路を制しています。

総合でも青山学院大が優勝し、東京国際大も5位に食い込みました。

復路は8区にだけ1万メートル28分台の選手を配置しておけば、後の区間は29分30秒くらいの選手でも十分つないでいけます。

やはり箱根駅伝はいくら走力があっても後ろにいるだけで圧倒的に不利なのです。

往路11位・総合10位に沈んだ東洋大がよい例です。

逆に往路重視の布陣をしいた青山学院大の原監督はさすがですね。

色々批判も多い人ですが、今の大学駅伝界では指導者としてのヘッドワークが頭2つ程度抜けています。

まとめ

最後に総合順位の上位3校をあげておきます。

1位 青山学院大学
2位 東海大学
3位 国学院大学

まずは青山学院大学並びに青山学院大学OBのみなさん、箱根駅伝総合優勝おめでとうございます。

年始からおいしいお酒が飲めてうらやましいです。

箱根駅伝は今や視聴率30%以上を誇るモンスターコンテンツです。

シューズメーカーもしのぎを削っています。

以前はソールが薄く軽いシューズが好まれましたが、現在ではソールが厚くクッショニングの良いシューズが圧倒的に優勢です。

ナイキの厚底シューズも年々軽量化し足にかかる負担が少ないので、終盤になってもスピードを持続できます。

今後国内メーカーがどんな対策を打ってくるかたのしみです。

走法もピッチ走法からストライド走法に変わってきています。

今後は1500mや5000mの選手であっても、そこそこスタミナがあれば箱根駅伝に出て来るでしょう。

スピードのある選手でないと活躍できない、そんな時代に突入したのかも知れません。

本命に推した駒澤大学ですが、1区・2区で既に3分以上出遅れてしまいました。

序盤で1キロのハンデを背負うと優勝争いは厳しくなります。

駒澤大学は最終的に総合8位に終わりました。

救いはスーパールーキー田澤廉選手が3区で好走したことでしょうか。

私の逆神予想も相当影響を与えたようです。

最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。